会話をクリエイティブにしていくぜの巻

きのう、美容院に髪を切ってもらいに行きました。いつも居心地よくさせてくれるお店なので、もう3年くらいお世話になっています。

美容師さんお二人でやっているところなのですが、お二人とも熱闘甲子園を見るのが好きだそうです。私が行った時間にも、ノートパソコンから中継の映像が流れていました。

いま、うちでは高校野球がアツいんですよ〜!と美容師さん。

心に少し緊張が走ります。野球とかぜんぜんわかんないぞどうしよう・・・何を話したらいいのだ。


ルールを忘れてしまう

野球を好きな方には信じられないと思いますが、私にはルールがとても複雑に感じます。

中学生の球技大会では、誘われるままにソフトボールをやりましたが、実はルールが全くわからないまま試合に出ました。自分の番が来る前に、他の人がボールを投げている方向と、走っていく方向だけしっかり見て、真似オンリーで乗り切りました。

夫に3回くらいルールを教えてもらいましたが、「投げる」「打つ」「走る」以外の情報は少し経つと忘れてしまいます。

ですから、野球を見ても正直何をやっているのかさっぱりわからない。プロ野球、高校野球、ともにきちんと見たことはありません。

現実に戻ると、絶賛放映中の熱闘甲子園。球児たちが真剣な顔つきでボールを投げたり、バットを振ったり、走ったりしています。

ポカーンとした顔で見ていると、美容師さんが、野球あんまりわからないですか?と聞いてくれました。そうなんですよ〜と返すと、髪を切りつつも、中継に合わせて、これはこういうことなんですよ、とか、これはすごいことなんですよ!と説明をし始めてくれました。そのうちもう一人の美容師さんも参加し、三人で話をしながら野球観戦をしました。


熱い思いに共感できるのは私も同じ

今回は「近江」高校というところと「前橋育英」高校というところが戦っていたのですが、途中で3−3になっており、これは接戦であり、「いい試合」であり、きっとこの甲子園にはとても熱い思いがあるのだということが、そのうちわかってきました。

3年間野球を一生懸命に続けてきて、やっと夢の甲子園に立てたという喜び。

心から応援してくれている家族や友達のためにも、絶対に勝ちたいという思い。

そして、この甲子園で頑張る高校生たちを見て胸を熱くしている人たちに、共感する気持ちが湧いてきました。きっとこれを見て、元気とか勇気とかをもらうんだろうなあと。目の前で応援している美容師さんたちも、そんな気持ちで見ているのかもしれないと思いました。

結果は「近江」が4−3で勝ちました。勝った方はこれからまだ試合が残っているそうです。どちらかというと、これっきりで甲子園を後にしなければいけない「前橋育英」の方に、中継はフォーカスされていました。選手たちは悔しそうに甲子園の砂を集めていました。

ほんとうに、がんばったねぇ・・・(しみじみ)

自分でもボキャブラリーの少なさがひどいと思いますが、こう、なんか、胸のあたりに湧き上がって来る何か液体のようなものが流れるような感覚がありました。(私はこれをキュン物質とよんでおりまして、心が強く動く時に流れます。遠足の前日やデートのときなどによく流れます。同じ体験のあるかた、いらっしゃいますでしょうか)

こういうのがよくて、毎試合見ちゃうんですよ、と美容師さんは言いました。私は野球の試合には全くついていけなかったけれど、選手たちの気持ちを想像しながら、一緒に応援できたことを嬉しく思いました。それから、野球のことを知らない私も楽しめるように会話を投げかけてくれた美容師さんたちを、すごいなあと思うのでした。


会話は芸術である

楽しい会話ってどんなものだと思いますか。

私は、相手がどんな人なのかを知ることができる会話だと思います。

どんなことが好きなのか。もしくは嫌いなのか。そしてそれはなぜなのか。

世の中、本当にたくさんの物事がありますから、相手にとって興味のあるものが、自分も興味のある、よく知っているものとは限りません。むしろその方が少ない。でも、その物事のどんなところを、どのような理由で興味があるのかを知ることができると、共感できたり、もしくは違いを発見できたりして、相手のことを知るきっかけになります。

ただ説明をしたり、事実を羅列したりするだけのおしゃべりはなんとなくさびしいものですが、相手のことを知ることができると楽しいし、自分のことを知ってもらえるのは嬉しいです。

たとえば、私が絵を描いていると言ったときに、相手も同じように絵を描いたり、強く興味を持っている場合はそう多くありません。でも共通点を探して会話を盛り上げてくれてるなーという人に、今までたくさん出会いました。私も常日頃、そのような人になりたいと思っています。

興味ありませんシャッターを閉めて白目をむいちゃったり、なんとなーくわかっているふりをして会話から逃げちゃったり、っていうときもあるのですが、もっと会話はクリエイティブな方が人付き合いは面白くなるかなと思っています。エネルギーが要るので、いつもいつもできるわけじゃないかもしれないけれど。色々な人との会話という芸術作品を、楽しくつくっていきたいものです。

一見、自分の守備範囲から完全に外れている分野の会話で、めっちゃ楽しく話す、というのができたら、会話における最高のアーティストだと思います。今の段階で一番守備範囲から外れてそうな分野の会話を想像してみました。とりあえず思いついたのは仮想通貨についての話です。クリエイティブな会話ができますように。

【今日のまとめ】 
・あんまり知らない分野の話も、相手のことを知るチャンスだと思って楽しく突っ込んでいきたい。
・いつも突っ込んできてくれる人本当にありがとう。 
・高校球児の熱い夏はまだ終わらない。Check it out!

投稿者: 清野 ちさと

清野ちさと(せいのちさと) 埼玉県に住む32歳女性。絵描きでオリジナル雑貨のお店「鳩棲舎(きゅうせいしゃ)」の運営もしています。 夫と2人暮らし。趣味は人間の心について考えること。好きな動物は、鳩、猫、ふぐ。

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